重田会長 特別メッセージ~ 銀貨の誓い 20周年にあたって~
スーパードルフィーの歴史の中で最も古く愛されてきた物語の一つである「銀貨の誓い」が今年20年を迎えます。
ドールズ パーティー50での最新作発売を今週末に控えた本日、ボークス会長 重田英行からのメッセージをご紹介いたします。
特別メッセージ
~ 銀貨の誓い 20周年にあたって~
ボークス 会長 重田英行
スーパードルフィーによる奇跡の物語「銀貨の誓い」がこの世に出現した当時、まだまだ人形趣味の世界では、それらは調度品としての性格が大きく、人形とは飾って楽しむのが一般的というものでした。
そんな世界に私たちは、ドールそのものに性格や役割、そして物語となるものを与え、オーナー様達とともに、ドール趣味というものを深く大きく楽しんでゆくという価値観の表現として「銀貨の誓い」を創作いたしました。
それはもう一つ、ごく身近な日常の存在として「東京少年物語」があり、この二つの物語は、時に一対の出来事、つまり登場人物たちへの共鳴や共感という感情の移入が、物語が進むにつれて大きく激しいものに成長してゆくというものでした。
「銀貨の誓い」ははるか中世の大航海時代に舞台を移し、雄大な大海原を背景に片や海賊の首領ともう一方の貴公子との戦いに汗と涙、そして恋愛感情がもつれて物語は進んでゆきます。
また「東京少年物語」では、まるで昨日出会った仲間たちとの友情や愛、時には誤解や後悔が織りなす甘酸っぱい物語が次々に展開してゆくことになります。
両者とも、オーナー様の現実の生活にはありそうもないことの連続ですが、これこそドールだけが持つことのできる、人としての喜怒哀楽の表現を「もう一人の私」として想いや願いに表すことができるということなのです。
セシルやウィリアムズが主人公として生き生きと活躍をする一方、それはオーナー様の心にも激しい感情の波や喜びの心を呼ぶことになるのです。
奇跡のドール達が、奇跡の物語の世界にオーナー様を誘ってゆく。
それはSDオーナー様にだけ許される奇跡の特権ということができるでしょう。
まるで本当にウィリアムズがこの世に居たかの様な実在感と高揚感は、この作品が登場したその当日から、今もいささかも陰ることなく私の目の奥底に存在しています。
時にSDオーナー様達だけが享受することができたあの「ドールズ パーティー」の特設会場には、見事な衣装に身を包んだ美しいドール達の大展示に、どれほど感動し、興奮を覚えたことでしょう。
時空を越えて、数え切れないほどのSDオーナー様たちと共に過ごしてきたこの20年を振り返り、今年の「ドールズ パーティー50」の会場では、「銀貨の誓い」の特別な発表が予定されているとか。
今から心ときめく会場のざわめきと感嘆の声が、私の耳に届いてくるようです。
皆様の健康と、SDという奇跡のドールとの生活を心ゆくまで楽しんでくださいます様に。
晩秋の落葉が積もる
天使の里のお庭にて
重田英行
今後、重田会長(右)と造形村 造形師・圓句昭浩(左)のインタビューをGL/VS/VIP会員様への先行ブログとして、フルバージョンで掲載予定です。
どうぞご注目ください!
皆様のドールズ パーティー50へのお越しをスタッフ一同お待ちしております。